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【製作事例】塩ビRc 1-1/4タップ

  • 執筆者の写真: witmachine
    witmachine
  • 2024年6月3日
  • 読了時間: 2分

こんにちは!WIT・MACHINE(ウィットマシーン)です。




先日「60角ブロックで管用テーパねじRc 1-1/4タップ部品を製作してほしい」

とのご依頼をいただきました。


材料:塩ビ

本体寸法:60*60*t20/㎜

タップ:Rc 1-1/4



Rc 1-1/4というとゴルフボールが通るか通らないかくらいのサイズを想像していただくとイメージが付くかと思いますがタップ加工としてはかなり大きいですよね。


こんな時、通常であれば高額な専用の刃物を使用して加工するのではないでしょうか。


ですが機械加工だと今回の材料に負担がかかってしまい変形して加工がスムーズに完了できない可能性があります。

なにより現状WIT・MACHINEでは専用刃物を有していません…




そこで、今回は専用刃物は購入せずヘリカル加工という方法で製作しました!


意外にヘリカル加工にしたことで見えてきたメリットもあり面白かったですよ。




通常のタップ加工は刃物が材料を押し出すようにしてタップの溝を作り出すのに対し、ヘリカル加工は切削するイメージですよね。

サイズの小さなタップ加工であれば通常の押し出す加工で問題ありませんが、今回のように大きなサイズとなればその分材料への負担が大きくなります。


ヘリカル加工で切削することで負担を回避してキレイな仕上がりになったと感じました。




ーメリットー

・加工時間は通常と変わらずキレイに仕上がる

・実際にねじをはめ込むときの締め具合を補正で調整できる



ー加工の様子ー




押し出す加工の場合、刃物が通った面が白っぽく(溶けたような状態に)なりがちですがヘリカル加工なのでキレイに仕上がっているのが写真でも伝わると思います。


この後 面取りやバリ取りをして完成です!





WIT・MACHINEでは普段から工業用部品製作の依頼を多くいただいています。


今回のように設備や刃物が無い場合でも長年プラスチック業界で培った知識と経験でベストな加工を施すことが強みです!


お困りごとがありましたら是非ご相談ください。

ではまた!


1 Comment


興津 俊夫
興津 俊夫
Jun 03, 2024

とても分かりやすい説明ですね、企業イメージがよく伝わってきます。

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